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小松

小娘が好き勝手曰わる文章群

ジャニヲタがアイドルのワンマンに初めて行った話

 

先日、パフォーマンスガールズユニット 9nineから、メンバーの川島海荷が脱退した。

その卒業ライブが行われたのが、7月23日の東京・中野サンプラザ

僅か2200人程度のキャパシティは、普段ジャニヲタを生業とする私にとって未知だった。

 

年間のジャニーズに於ける現場総数は、ここ数年になってから10を少し超える程度に増えたレベルの私だが、それでもジャニヲタ10年選手なのでそこそここの界隈には強いつもりである。

そんな私にとって、『アイドルの卒業ライブ』というのは初めての経験だった。

 

ジャニーズに卒業は存在しない。

そもそもメンバーが抜けるという事象が滅多に起こらない上に、ジャニーズのグループからメンバーが減るというのは、ほとんどの場合で不祥事による脱退であるとか、事務所を去ることになったJrであるとか、そんな理由で突然起こるものだからだ。稀に近年でいう田口淳之介の事前告知の例や、錦戸亮山下智久のようにグループを抜けるだけで事務所には留まるという例もあるが、彼らでも卒業ではなく脱退扱いである。

 

 

等々といったくどくどとした前置きはさて置いて、そんなアイドルの卒業ライブに初めて足を踏み入れた私は多くの価値観の違いや文化の相違に触れることになった。

 

これから初めてアイドルの卒業ライブに行こうとしているジャニヲタの皆さん(そんな人いるか分からんが)の参考になればいいなと思って記事に残してみる。

 

 

 

①当日になってグッズが増える

 

ライブ当日、起きて私が最初にびっくりしたのはこのことだ。当日になって、FINALVer.のTシャツ、マフラータオル、フォトが追加になった。

9nineは公式Twitterが存在するので会場に着く前にこのことを知ることが出来たけど、もしもこれがジャニーズだったら会場につき、グッズ売り場に並ぶまでその存在を知ることは出来ないだろう。グッズ売り場の混沌や知らずに夕方やってきたファンの阿鼻叫喚が見える。恐ろしい。

 

そして会場についた時、わたしは二つ目の驚きに出会う。

 

②グッズ売り場がひとつしかない

 

ジャニーズ、それも関ジャニ∞をメインに応援する私にとってホームは東京ドームである。関ジャニ∞にとっては京セラだろうけどそれは知らん。私にとっては東京ドームだ。

東京ドームのグッズ売り場は、16番ゲート前、22番ゲート前、そして会場内、さらにはプリズムホールを使用することもある。50000人を超える規模の物販なら当然かもしれないが、たくさんある。

対しての9nine。物販場所は一箇所しかない。それだけならまだわかる。グローブ座も日生も一箇所しかない。わかる。

9nineの物販なら場所は、サンプラザホールのホールの外だった。屋内。ドアを隔てて公演中。聞こえる。セトリが漏れる。Crossoverが聞こえる。音漏れとかってレベルじゃない。生音。超クリアな音声。

 

小さい会場ではそれほど珍しいことではないのかもしれない。だけど開演中の物販は日生劇場でしか経験したことのない私にとってはワンダフルな瞬間だった。

 

③ファンがサプライズを計画してる

 

ジャニーズのコンサートでも、主にオーラスや千秋楽、メンバーの誕生日などで若い層が企画しがちなサプライズ。しかしそのほとんどは成功なんてしないし、第一ステージ進行の妨げになる。やめてくれと常日頃思っている。

 

川島海荷の卒業ライブにおいて、そのサプライズはせいこうされた。

メンバーカラーの青のサイリュームを会場のファン全員に配り、アンコールでメンバーが出てきたら折る。コールは海荷!コール。2200人という少人数だから実行できたことかもしれないが、企画委員の方が自腹を切って用意し、運営にプレゼンして生まれたサプライズだった。

会場内撮影禁止のためその時の模様は形には残っていないが、あれはすごかった。会場全体が青で染まり、各々のペンライトも青く光る。中野サンプラザが青く染まったなんてことあまりないんじゃない?知らんけど。

 

④メンバーが舞台袖から歩いて出てくる

 

ジャニーズのライブのオープニングと言えば、壮大なもので言うと嵐の5×10国立競技場公演の5人モノレールフライング(小松命名)だとか、同じく嵐のScene 君と僕の見ている風景 国立競技場公演の滝の中から現れる嵐様だとか、舞台演出に凝るタイプではない関ジャニ∞だとJUKEBOXの白幕がドサッと降りてバンドセットが登場するだとか、十祭で山車風のフロートに乗ってくるだとか、とにかく派手だ。

 

対しての9nine

客電が落ち、メンバーはどこから出てくるのかな?わくわく、なんてしてる暇もなく歩いてきた。普通に、舞台袖から歩いてきた。

オーケーなるほど、そこには拘らないスタンスね。理解理解。

 

まあこれに関しては会場の規模の差があるだろうし、仮に9nineが東京ドームに立つってなったらまた変わってくるんだと思うのでそれはあれですが。

 

 

⑤誰も双眼鏡を持ってない

 

1番戸惑ったのはこれだったかもしれない。

座席につく。買ったばかりのペンライトとタオルを装着し、家から持参したキングブレイドを青にセットする。携帯の電源を落とし、カバンの口を閉めて足元におく。

いやあ〜9nineは団扇持たなくていいから存分にペンライト振りながら双眼鏡ロックオンできるぞぉ〜なんて思ってふと周りを見渡す。誰も双眼鏡を持ってない。首からかけてない。

慌てて席番を確認する。うん、間違ってない。後ろから5列目。自分の記憶を確認する。グローブ座一階のB列でも双眼鏡持ってた。うんうん。周りも持ってた。

 

なるほど女ドルヲタは双眼鏡を持たないらしい。

 

こればっかりは損してると思う。双眼鏡の素晴らしさに気がついてない女ドルヲタ一同に同情の視線を送るレベル。熨斗つける。

双眼鏡ロックオンとはすなわち個人マルチアングルを意味して、好きなアイドルの一挙一動を存分に堪能出来る究極のあれだ。それを導入事例しないとは信じられぬ。

だってみんな、3threeのぱっつん♡をマルチアングルで見たくない!?!わたしは見たいよ!?我慢したよ!?

 

郷に従えを方針に乗り込んだライブでは双眼鏡を持つ勇気がなかった小松だが、これだけはふぁんきゅーに伝えたい。

 

双眼鏡はいいぞ。

 

 

 

 

 

9nineというグループは、初めて私が誰の影響も受けずに好きになったグループでした。

 

厳密に言うと中学生の頃父親が見ていたアニメ、STAR DRIVER 輝きのタクト のEDを見たのがきっかけなので父の影響とも言えるのかも知れませんが父は特に9nineには興味はなかったのでそれはそれ。当時中学生だったわたしは、同年代の女の子が歌い踊る姿に感動し、そのひたむきな姿とキレのあるパフォーマンスに釘付けになった。ただ当時私が貰っていたお小遣いは月に1000円。通常版一枚の値段、1050円にも届かなかった。そんな私が沢山のCDを買うことやライブに行くことは叶わず、地道に貯めた数ヶ月分の貯金で、選びに選んでDVD付き初回限定盤を年に二枚買うのがせいぜい。そうしてようやく手に入れたCDとDVDを何度も何度も再生して、彼女達のダンスを真似て、家族共有の古いデスクトップPCで重たいブラウザを起動させて必死にブログを追い、そうして私は9nineが好きになった。

初めて買ったCDは9nineだった。5人になってから三枚目のシングル、夏wanna say love U。キラキラした女の子たちの夏を夢見た。初めて行ったリリースイベントも9nineだった。ファーストアルバム、9nineのリリース。そこで初めて握手会に行った。佐武宇綺ちゃんがかわいいねって手に取ってくれたわたしのネックレス、まだ大事に持ってる。認知を初めて夢見したのも9nineだった。イーアル!キョンシーのリリースイベントのハイタッチ会で、おっさんに挟まれて泣きそうな私を剥がしに逆らってぎゅっと恋人つなぎみたいにして指を絡めてくれたのは海荷だった。「また来てね」がなくなったその日、自惚れだとは思っても“埼玉のイベントに来る中学生の女の子”というのは、もしかしたら印象に残ったのかもしれないって夢を見た。

限定イベントに参加できたのも9nineが初めてだった。white wishesのリリースで、抽選50名の女の子限定イベント。初めてひとりで乃木坂で降りたのも懐かしい。

 

私にとっての初めてのアイドルはいつでも9nineだった。

そして、初めてのアイドルはどんな時でも川島海荷だった。

 

海ちゃん、今まで9nineでいてくれて本当にありがとう!

 

そして、ZIPの就任、本当におめでとう。

 

 

9nineだった日々が海荷の中で何かしらの意味を持ってくれるなら、それがこれからの仕事の糧になるならこれ以上嬉しいことは無い。

だからこれからも、うみに〜らしくいてください。

 

 

本編最後のCrossOver、アンコールの9nine o'clock、ダブルアンコールの SHINING☆STAR

 

私にとっての大事な曲が9nineにとっても大事だったのは嬉しかった。

 

君の願い 僕らの夢 散りばめられた世界

未来を今に変え色づいてゆく

手を伸ばせば 届きそうなSTAR

夢の続き描いて

遥か遠い空 変わらぬ想いだけ 信じていて!

SHINING☆STAR より